ロコモティブシンドローム
- 立ち上がるのに時間がかかる(手で強く支えなければいけない)
- よくつまずく
- 階段が膝の痛み、体力の低下で手すりがないと上がれない
- 長い距離を歩けない
- 横断歩道、踏切がぎりぎりになってしまう
- 寝ていることが多い
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)|らいおんハート整骨院 武蔵野
ロコモティブ Locomotive とは移動するという意味の言葉から来ています。
歩行などの基本的な動き日常的な動作が出来なくなる、衰えてしまうことです。
上記の症状は一端ではありますが、日常的にこういったことが増えてくるとロコモティブシンドローム(運動器症候群)になっている、または予備軍ということになります。
コロナの影響で自粛など、運動をする機会がどんどん減っているこの時期に、子供の間でもこの傾向が見られ始めました。筋肉が発達していない、萎縮している状態で様々な動きを繰り返すと、けがはもちろん筋肉は骨を守る役割も担っています。転んだ拍子に骨を折るということも有ります。子供は特に小学生のあたりまでで体の使い方が効率よく覚えられる期間が終わります。
今運動がしづらいこの時期に家の中でもできるトレーニング、ストレッチをして実際に動くときに備えておかなければいけません。
高齢者の場合ですと筋肉の衰えに加えて、軟部組織や身体を支持する部分が弱くなってくるので骨などへの体重、重力などの負荷が強くなり、なくなってくると骨自体がスカスカ、骨粗鬆症になってしまいます。骨が脆くなることで骨折のリスクが上がりさらに実際に骨折したとき様々なリスクを考慮しそのまま骨がくっつくまで安静にしているということも有ります。当然筋肉はどんどん萎縮するので負のスパイラルに陥ってしまいます。
ただの衰えのことだと思っていると進行は早く、将来要介護、要支援が必須となってくる可能性がどんどん上がります。
ロコモティブインドロームの流れ|らいおんハート整骨院 武蔵野
ロコモティブ、運動器の障害になると次に「フレイル」と言われる状態になります。
フレイルはFrailty=虚弱という意味です。
健康な状態と要介護状態の中間に位置し、健康→ロコモティブシンドローム→フレイル→要支援→要介護の順に身体機能が低下していきます。
対策としては健康体操、ラジオ体操、1日10分以上のウォーキング、などなるべく家の中でじっとしていることが無いようにすることが効果的です。
当院での治療方法|らいおんハート整骨院 武蔵野
問診
お体の状態を詳しくお聞きします。痛み、辛さ、気になり始めたきっかけをいつから、どこでどのようにして始まったのか。生活背景、既往歴、現病歴。最終的にどこまで改善したいかなどのすり合わせを行います。
視診
他覚的に姿勢、肩の高さ、骨盤の高さ開き具合、足の長さ、重心の乗り方などを確認し専門家視点の評価を行っていきます。
運動検査
患部、患部周辺の関節の可動域を自動・他動運動で確認し、制限のかかっている動作。痛みを誘発する(運動時痛)動きを確認し、痛みや諸症状の元となる原因の筋硬結またはそのほかの軟部組織を鑑別していきます。また骨盤周りの筋肉が実際に使えているのか、腰、股関節、連動している脊椎の関節など細かくその動きを確認していきます。
治療
以上のことを踏まえて一人一人のお体の状態にあった治療法をご提案させていただきます。
治療内容の説明、好転反応、治療効果についての確認。実際に治療をするにあたって過程の中でどのように変わっていくのか。個人差はありますが、慢性的な場合はどのくらいの頻度で一週間にどのくらい通ったほうがいいのか。通院ペースのご相談など擦り合わせていきます。
生活指導
普段の姿勢、歩き方、運動の仕方など身体の負担にならないよう出来る限りのアドバイスをさせていただきます。(患部を温める、日常で気を付けることなど)
当院の治療方針として患者様と一緒に良くしていきましょうというコンセプトのもと治療を行っていきますのでご協力のほどよろしくお願いいたします。
根本改善プログラム(骨盤矯正、筋膜リリース+MPF)
当院では骨盤矯正をするにあたり、身体の状態歪みのあるところを確認し骨盤の形、左右のバランス、前後径、傾き、開閉しているかなどからどこにストレスがかかっているのか、負担の集中しているところを専門家の視点で評価していきます。
筋膜リリース腰周囲の背中、臀部、大腿部など筋肉の表面を覆っている筋膜という組織にストレッチをかけ腰周りの可動域を改善していき、緊張を緩めより深部の筋肉へのアプローチを可能にします。MPFと組み合わせることで痛みを繰り返すということが減ってきます。歪みが改善し繰り返し痛める事のない身体を目指して一人一人に合った専門的な治療を行っていきます。
トリガーポイント鍼治療(T(トリガー) P(ポイント)鍼治療)
頭痛の出やすい部位から特に関連の強い筋肉、触ると痛みが頭に響くその痛みのもとになるようなポイント、トリガーポイントを見つけ出しそこへ鍼を打ちます。
痛みの引き金と言われるこのトリガーポイントは繰り返す痛み、中々取れない深部の痛みだけでなく慢性的な鈍い、広範囲に出る痛みの原因にもなります。慢性的な腰痛、痛くて動けなくなるほどの腰の痛み、五十肩?のような痛みや可動域制限、頭痛、股関節の奥の痛みなどでもトリガーポイントが見られ治療をすることで普段から消えない、厄介な痛みを取ることができます。
BR鍼治療
身体の各所と対応している頭にある反応点を用いて局所的な痛みの緩和、可動域の改善。五十肩、ぎっくり腰、慢性腰痛、歩行時の膝の痛み、自律神経系の症状、頭痛、捻挫など様々な痛み、動きの制限などで効果を発揮します。頭鍼療法を合わせた方法で当院での治療。MPFと組み合わせ行うことで更に効果を発揮します。一度受けてみたいという方は治療の前、予約の段階で早めにご相談ください。ストレス性の頭痛や慢性疾患で最近は治療を受ける方が多いです。詳しい内容はスタッフにお声掛けください
延長
根本改善、筋膜リリースとMPFによる骨盤周囲の歪み、全身の歪みの矯正に加えより痛みの強い箇所や一度の治療で効果を出してほしいという場合にはいつもの治療に組み合わせて受けることをお勧めいたします。痛み以外にも冷えやむくみ、張り感の強いところ、前から気になっていたところなど。ご相談いただければそこに合わせた時間の提案をいたします。
最後に
高齢者のイメージの強いものですが、最近は感染症の影響もあり若い人たちの間でもロコモティブシンドロームのような症状がみられるようになっています。年齢による身体の影響ももちろんありますが、身体を動かすことでどんな人でも筋肉量や代謝量など様々な効果が期待できるので自粛など家にいる事が長い人でもなるべく運動、ストレッチなど心掛けるようにしましょう!