トリガーとは引き金という意味で、トリガーポイントは痛みの原因となる部分のことをいいます。
硬く凝り固まって、押すとコリコリしたしこりになっています。
筋肉の奥に出来、小さいものは数ミリ、大きくなると数センチまで広がります。

トリガーポイントの位置はツボと8割程一致しており、性質も似ています。
ツボは実際に痛みがある部分とは違うところにあることが少なくありませんが、トリガーポイントも進行すると別の場所にまで痛みが飛びます（関連痛）。
例えば、肩甲骨付近がトリガーポイントでも症状は頭痛、ということが少なくないのです。

トリガーポイントと症状がある部分が離れれば離れるほど、ポイントを見つけるのが難しくなり、治療にも時間がかかってしまいます。

トリガーポイントは誰にもありますが、特に身体の使い過ぎと使わな過ぎによってできやすくなります。
使い過ぎによる筋肉疲労や、使わな過ぎによる筋肉の硬化によって、その部分が痛みの引き金になるのです。

当院では、患者様の身体をくまなくチェックしトリガーポイントを突き止めてから、ピンポイントで鍼による治療を施します。
すると血流が正常になり、神経が筋肉の圧迫から解放されて症状が軽減するのです。

その後、温熱療法やパルス通電で血行を安定させ、骨格や骨盤の歪みを矯正して筋肉に負担がかからないようにしていきます。
こうすることで、トリガーポイントが作られにくくなっていくのです。