腱板とは肩を構成する筋肉（棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋）が何らかの原因で一部が損傷してしまうか完全に損傷してしまうことを言います。

好発年齢は中年移行の男性が60%を占めていた右肩に多く発症します。

腱板は肩峰と上腕骨の間を走行しているのと筋肉の老朽化もあり中年以降に多く発症します。

四十肩・五十肩との違いは腱板損傷では四十肩・五十肩とは違い筋肉が拘縮して可動域制限が出たりすることがありません。

筋肉の繊維を損傷してしまうことで肩の挙上時に痛みが出るので挙上時に痛みが出たりゴリゴリとする音（軋轢音）が触知できることが特徴的です。

【腱板損傷の原因はなに？　らいおんハート武蔵野整骨院】

腱板損傷は完全断裂と不全断裂の二つに分類されます。

完全断裂は言葉の通り筋肉が完全に断裂しているので外科的な手術が必要となります。

完全断裂をしてしまう原因は外傷性の部分にありコンタクトスポーツや急に腕を引っ張られるなど肩に強い衝撃が加わることによって断裂してしまいます。

不全断裂は半分が完全断裂のように外傷性の部分と原因が無く筋肉の拘縮による柔軟性の低下、骨に擦り合わせてしまって部分断裂を起こしてしまうものもあり原因は定かではありません。

原因が分からなく筋肉の硬さなどが原因なので発生年齢も中年以降の男性に多く発症すると言われています。

【腱板損傷の検査法ってなにをするの？】

・ドロップアームテスト

肩を90度広げた状態でキープします。

この時に肩に痛みが出てきたり、保持することができないと陽性です。

・ペインフルアークサイン

肩を横から頭に向かって挙げるときに60〜120度の部分で痛みが出てくる症状

肩を動かすときに60〜120度の角度で肩峰と上腕骨頭がぶつかり腱板に負担がかかってしまうので痛みが発症します。

【当院の腱板損傷の考え方　らいおんハート武蔵野整骨院】

上記で説明させていただいた「筋肉の硬さ」が原因で起こりうると言われている事から、当院では筋肉に対してのアプローチ＋筋肉が硬くなる要因として姿勢不良が考えられるので姿勢改善が腱板損傷の再発防止に有効だと考えています。

もちろん、治療だけではなく筋肉をつけるトレーニングや柔軟性を高めていくストレッチなどを日常生活でも取り入れていく必要があります。

トレーニング方法やストレッチ方法は患者様一人一人にあったメニューを提案させていただきます。

では、腱板損傷を改善していくために行う当院の治療方法を次に説明していきます！

１視診・問診

患者さま一人一人の身体の状態を問診票に書いていただきます。

状態を把握し聴かせていただきます。

来院してからの身体の使い方から原因を視診し分析していきます。

肩の痛みの状態から今の身体の状態、過去に起きた既往歴などどんなに細かい事も原因になりうる可能性があるので細かくお聞きしていきます。

２運動検査

実際に身体を動かしながら原因の筋肉を絞っていきます。

普段の痛みの出ている動きから筋肉の正しく使えているのかまで検査していきます。

視診・問診で身体の状態を確認し実際に動きを見ることによってより細かく原因を分析していきます。

３触診

実際にお身体を触らせていただいで原因筋を1mmまで触り分けていきます。

筋肉は細かい筋繊維が束になってできています。その1mmまでこだわって触り分け原因筋を見つけていきます。

４施術

視診・問診・運動検査・触診を行ない、原因筋を見つけ早速治療を行います。

身体の状態に合わせて様々な治療メニューを組み合わせ提案させていただきます。

国家資格を持った者が施術を行うため、専門的な治療が受けることができます。

根本改善プログラム（骨盤矯正、筋膜リリース＋MPF）

当院では骨盤矯正をするにあたり、身体の状態歪みのあるところを確認し骨盤の形、左右のバランス、前後径、傾き、開閉しているかなどからどこにストレスがかかっているのか、負担の集中しているところを専門家の視点で評価していきます。

筋膜リリース腰周囲の背中、臀部、大腿部など筋肉の表面を覆っている筋膜という組織にストレッチをかけ腰周りの可動域を改善していき、緊張を緩めより深部の筋肉へのアプローチを可能にします。MPFと組み合わせることで痛みを繰り返すということが減ってきます。歪みが改善し繰り返し痛める事のない身体を目指して一人一人に合った専門的な治療を行っていきます。

トリガーポイント鍼治療（T(トリガー)　P(ポイント)鍼治療）

頭痛の出やすい部位から特に関連の強い筋肉、触ると痛みが頭に響くその痛みのもとになるようなポイント、トリガーポイントを見つけ出しそこへ鍼を打ちます。痛みの引き金と言われるこのトリガーポイントは繰り返す痛み、中々取れない深部の痛みだけでなく慢性的な鈍い、広範囲に出る痛みの原因にもなります。慢性的な腰痛、痛くて動けなくなるほどの腰の痛み、五十肩？のような痛みや可動域制限、頭痛、股関節の奥の痛みなどでもトリガーポイントが見られ治療をすることで普段から消えない、厄介な痛みを取ることができます。

BR鍼治療

身体の各所と対応している頭にある反応点を用いて局所的な痛みの緩和、可動域の改善。五十肩、ぎっくり腰、慢性腰痛、歩行時の膝の痛み、自律神経系の症状、頭痛、捻挫など様々な痛み、動きの制限などで効果を発揮します。頭鍼療法を合わせた方法で当院での治療。MPFと組み合わせ行うことで更に効果を発揮します。一度受けてみたいという方は治療の前、予約の段階で早めにご相談ください。ストレス性の頭痛や慢性疾患で最近は治療を受ける方が多いです。詳しい内容はスタッフにお声掛けください

延長

根本改善、筋膜リリースとMPFによる骨盤周囲の歪み、全身の歪みの矯正に加えより痛みの強い箇所や一度の治療で効果を出してほしいという場合にはいつもの治療に組み合わせて受けることをお勧めいたします。痛み以外にも冷えやむくみ、張り感の強いところ、前から気になっていたところなど。ご相談いただければそこに合わせた時間の提案をいたします。

⑤治療計画・方針

施術後には的確なアドバイスと治療計画を提案させていただきます。

治療後の注意点や自宅などでもできる運動療法やストレッチ療法も教えているので安心できます。

完全断裂は外科的な手術が必要になりますが予後は良好です。

不全断裂も一部が断裂しているので安静と治療をしていけば改善はしていきますが1回2回では変化は出づらいです。

なぜかと言うと筋肉の筋繊維は生理学的に３ヶ月程度で新しい筋繊維に変わっていきます。

筋肉の繊維が修復するにつれて痛みの度合いは引いては行きますが完全には治りきっていないので再発の原因にもなります。

治療後でもなかなか改善が緩慢な理由として。

安静にしなくてはいけない時期にいつもと同じように動かしたり使い込んでしまうとさらに筋繊維を痛めてしまうので再発の原因になります。