乗用車８００kg（中型車）なら６０kgのスピードでは、高さ14ｍ、5階建てのビルくらいの高さから落ちた衝撃と同じです。

レントゲンで一見異常が見られない場合でも、実は深部の軟部組織を広範囲に痛めていることも有ります！

レントゲンには筋肉や靭帯などの組織は移りません

ですので骨に異常が無ければ特に問題ないということになってしまいます。

専門的なスタッフが独自の技術でレントゲンではわからない。筋肉をはじめ軟部組織の損傷、状態、身体の歪みなどを評価し事故の状況などから症状の根本原因を見つけ出します。

このように一瞬の衝撃が体にかかっていると、一見症状がない怪我がないように見えても背骨の周りの細かい軟部組織はその衝撃を吸収するために相当な負荷がかかっています。

その中でも首に続いて多い「腰痛」について。事故による腰痛は広範囲、より深いところで痛めることが多くその際痺れや足にかけての痛みを出すこともあります。これらは少しずつ出てくる場合もあれば受傷直後から発生することもあります。

腰部捻挫型

上半身が大きくしなるに加えて腰部まで強い伸展と短縮、捻りが急激に加わり、深部を通る筋肉までダメージが残ってしまいます。一見して無症状のことも有りますが、深部の筋肉の損傷は徐々に緊張を強め他の筋肉表層の筋にまで緊張が伝わってしまいます。そうすることでいつの間にか腰の動きが出しづらくなり、何かの拍子に急に痛みが出てくるということも有ります。

筋膜性型

筋肉の表面を覆う筋膜が急激な伸展が加わることにより損傷し痛みが誘発されます。この場合は比較的早期に痛みが出てきます。筋膜というのは部分的に存在するのではなく、背中腰臀部など広範囲に存在し、事故によるけがは広範囲で痛めることが多いので腰だけでなくより広範囲に痛みを出すことがあります。そうすると緊張が全体に出てきて患部とその周りの血流が阻害されることで様々な症状を呈します

仙腸関節炎型

腰椎の下にある仙骨、骨盤の中でも中心にあるその骨と関節する腸骨の関節での炎症になります。この関節自体は強固なもので可動性は多少あるのですが、事故による強力な衝撃で痛めてしまうことがあります。炎症の度合いで痛みや他の症状が変わってきます。股関節の可動域にもかかわってくるので歩行にも影響が出てくる場合もあります

痛める場所、深さによっては様々な症状が見られますが特に気を付けなくてはならないのが受傷直後に出てこない隠れた症状。痛みやしびれ、可動域制限など。これらは後々大きな障害として体に表れてきます。

急激な衝撃で緊張してしまった筋肉は広範囲により深く痛めてしまいます。痛めた筋肉は患部を守ろうと強く収縮してそのまま残ってしまいます。残った緊張は周りの筋肉の動きまで阻害し少しずつ広範囲に動きを制限していきます。そして血管神経を圧迫することで痺れや痛みを発生させる要因になります。腰の痛みの場合ただの慢性的な痛みと勘違いしやすいですが、見過ごしているとより悪影響を及ぼすことがあります。

問診

お体の状態を詳しくお聞きします。生活背景、既往歴、現病歴。最終的にどこまで改善したいかなどのすり合わせや事故に遭った時の状況、座席の位置、衝突した方向などから主訴となる痛みの元となる原因を予測していきます。

視診

他覚的に姿勢、肩の高さ、骨盤の高さ開き具合、足の長さ、重心の乗り方などを確認し専門家視点の評価を行っていきます。

運動検査

患部、患部周辺の関節の可動域を自動・他動運動で確認し、制限のかかっている動作。痛みを誘発する（運動時痛）動きを確認し、痛みや諸症状の元となる原因の筋硬結またはそのほかの軟部組織を鑑別していきます。また骨盤周りの筋肉が実際に使えているのか、腰、股関節、連動している脊椎の関節など細かくその動きを確認していきます。

治療

以上のことを踏まえて一人一人のお体の状態にあった治療法をご提案させていただきます。

治療内容の説明、好転反応、治療効果についての確認。実際に治療をするにあたって過程の中でどのように変わっていくのか。個人差はありますが、重症な場合は一週間にどのくらい通ったほうがいいのか通院ペースのご相談など擦り合わせていきます。

生活指導

普段の姿勢、歩き方、運動の仕方など身体の負担にならないよう出来る限りのアドバイスをさせていただきます。（患部を温める、日常で気を付けることなど）

当院の治療方針として患者様と一緒に良くしていきましょうというコンセプトのもと治療を行っていきますのでご協力のほどよろしくお願いいたします。

交通事故による腰痛でお困りの方は、ぜひ、当院へお越しください。

当院の交通事故治療は患者さん一人一人に合ったオーダーメイドな専門治療！

• ・痛みの原因となる筋肉をミリ単位で触り分け根本的に改善させる

• ・骨盤矯正や筋膜リリースを組み合わせての治療で局所的な治療だけでなく繰り返さない体の姿勢から作っていく

• ・生活指導、ストレッチ、運動の仕方などからスタッフと二人三脚で身体の改善を目指しましょう

• ・視診・問診・運動検査によりより細部まで身体を評価し細かい変化を見逃さない！中々改善しづらい症状でも様々な見立て、アプローチの仕方、オンリーワンの治療と自宅で出来るストレッチ、姿勢の取り方などもアドバイスさせていただきます。

交通事故による腰痛でお困りの方は是非当院へご相談ください！