股関節の痛み
- 階段を下りている時、股関節付近に痛み、怖さを感じる
- 階段を上っている時、ももの裏やお尻に痛み、強さを感じる
- プライベートであまり階段を使わない。エレベーターやエスカレーターを常に使ってしまう
- かがんだ姿勢から起き上がる時、膝の辺りが痛くなる
- 足を伸ばした状態でお尻をつき姿勢をただして座れない
股関節の構造|らいおんハート整骨院 武蔵野
股関節とは大腿骨頭(ももの骨)が骨盤(腸骨のくぼみ)に入り込み人体で最も硬い靭帯で固定され強く固定されています。それほど体の要となる重要な関節になります。そこに深層外旋六筋や大腿直筋、ハムストリングス、内転筋、中殿筋や下半身の大きな筋肉が周りを取り囲むことでさらに強く補強をしています。
【股関節の痛みの原因とは?】
基本的には事故や怪我や病気が無い限り股関節周辺では骨折や脱臼など大きな損傷はありません。
しかし疲労や加齢により股関節周囲の組織が炎症を起こすなど、筋肉の柔軟性が低下し付着する骨を強く牽引することで些細な動きで痛みを起こしてしまうこともあります。
怪我をする人にも特徴的ですが、骨盤だけで無くももの周辺の筋肉が硬くなっている傾向にあり、ももの筋肉はほとんど骨盤付近に付着するため股関節周辺の痛みの原因になる可能性があります。
【初期対応は何をすればいいのか?】
痛みが強い場合には、アイシングを行いますが直接ではなくタオルやハンカチなどで間接的に当ててあげます。
痛みが引いたら、整骨院や病院などで検査をすることをお勧めします。
【ももの柔軟性チェック】
・足を伸ばし骨盤を立て上半身と足が90°になるように座ってください この姿勢が作れない方は腰~踵にかける床に接着する筋肉が硬いため腰痛や歩行不良を起こす可能性があります。
・うつ伏せで横になり膝を曲げてかかとがお尻につかない方は大腿四頭筋が硬くなっています。放っておくと筋肉が硬くなり足を上げて歩くことができないため将来、小さな段差につまずく恐れがあります。
当院での治療方法|らいおんハート整骨院 武蔵野
問診
お体の状態を詳しくお聞きします。痛み、辛さ、気になり始めたきっかけをいつから、どこでどのようにして始まったのか。生活背景、既往歴、現病歴。最終的にどこまで改善したいかなどのすり合わせを行います。
視診
他覚的に姿勢、肩の高さ、骨盤の高さ開き具合、足の長さ、重心の乗り方などを確認し専門家視点の評価を行っていきます。
運動検査
患部、患部周辺の関節の可動域を自動・他動運動で確認し、制限のかかっている動作。痛みを誘発する(運動時痛)動きを確認し、痛みや諸症状の元となる原因の筋硬結またはそのほかの軟部組織を鑑別していきます。また骨盤周りの筋肉が実際に使えているのか、腰、股関節、連動している脊椎の関節など細かくその動きを確認していきます。
治療
以上のことを踏まえて一人一人のお体の状態にあった治療法をご提案させていただきます。
治療内容の説明、好転反応、治療効果についての確認。実際に治療をするにあたって過程の中でどのように変わっていくのか。個人差はありますが、慢性的な場合はどのくらいの頻度で一週間にどのくらい通ったほうがいいのか。通院ペースのご相談など擦り合わせていきます。
生活指導
普段の姿勢、歩き方、運動の仕方など身体の負担にならないよう出来る限りのアドバイスをさせていただきます。(患部を温める、日常で気を付けることなど)
当院の治療方針として患者様と一緒に良くしていきましょうというコンセプトのもと治療を行っていきますのでご協力のほどよろしくお願いいたします。
深く関わる筋肉たち(の場合)|らいおんハート整骨院 武蔵野
大腿四頭筋
骨盤から膝の下、脛の上に付着するももの大きな筋肉でもも上げの時に働きまた膝を伸ばす作用もあります。
階段を降りる時、一歩目を踏み出す方の足で体重をしっかり支えきれるほど強力な筋肉です。階段を下りてる時に股関節の前側に痛みが生じる方はこの筋肉が硬くなり付着部での牽引を起こしている可能性もあります。またプライベートで階段を使わない方はこの筋肉が弱い傾向にあります。
ハムストリングス
大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の三つの筋肉から構成されるもも裏の筋で膝を曲げる動作に関与します。短距離のスタートダッシュやハードルの伸ばした足で、損傷することが多く、階段を上る時に股関節付近に痛みが生じる方はここに原因があるかもしれません。
腸腰筋
大腿四頭筋と同じ様に、もも上げする際に働く筋肉で特に股関節が90度以上あがる時に作用します。この筋肉も大腿骨に付着するため硬くなってしまうと骨盤の前傾と大腿骨の付着部を牽引してしまうため膝の曲げ伸ばしの動作で激しい痛みを生じます。骨盤の歪みも作ってしまうため腰痛や猫背の原因にもなり主にお腹の奥の方に触れる筋肉ですが 股関節の痛みに関して重要な筋肉になります。
根本改善プログラム(骨盤矯正、筋膜リリース+MPF)
当院では骨盤矯正をするにあたり、身体の状態歪みのあるところを確認し骨盤の形、左右のバランス、前後径、傾き、開閉しているかなどからどこにストレスがかかっているのか、負担の集中しているところを専門家の視点で評価していきます。
筋膜リリース腰周囲の背中、臀部、大腿部など筋肉の表面を覆っている筋膜という組織にストレッチをかけ腰周りの可動域を改善していき、緊張を緩めより深部の筋肉へのアプローチを可能にします。MPFと組み合わせることで痛みを繰り返すということが減ってきます。歪みが改善し繰り返し痛める事のない身体を目指して一人一人に合った専門的な治療を行っていきます。
トリガーポイント鍼治療(T(トリガー) P(ポイント)鍼治療)
【痛み】の出やすい部位から特に関連の強い筋肉、触ると痛みが頭に響くその痛みのもとになるようなポイント、トリガーポイントを見つけ出しそこへ鍼を打ちます。
痛みの引き金と言われるこのトリガーポイントは繰り返す痛み、中々取れない深部の痛みだけでなく慢性的な鈍い、広範囲に出る痛みの原因にもなります。慢性的な腰痛、痛くて動けなくなるほどの腰の痛み、五十肩?のような痛みや可動域制限、頭痛、股関節の奥の痛みなどでもトリガーポイントが見られ治療をすることで普段から消えない、厄介な痛みを取ることができます。
BR鍼治療
身体の各所と対応している頭にある反応点を用いて局所的な痛みの緩和、可動域の改善。五十肩、ぎっくり腰、慢性腰痛、歩行時の膝の痛み、自律神経系の症状、頭痛、捻挫など様々な痛み、動きの制限などで効果を発揮します。頭鍼療法を合わせた方法で当院での治療。MPFと組み合わせ行うことで更に効果を発揮します。一度受けてみたいという方は治療の前、予約の段階で早めにご相談ください、。慢性疾患で最近は治療を受ける方が多いです。詳しい内容はスタッフにお声掛けください
延長
根本改善、筋膜リリースとMPFによる骨盤周囲の歪み、全身の歪みの矯正に加えより痛みの強い箇所や一度の治療で効果を出してほしいという場合にはいつもの治療に組み合わせて受けることをお勧めいたします。痛み以外にも冷えやむくみ、張り感の強いところ、前から気になっていたところなど。ご相談いただければそこに合わせた時間の提案をいたします。