消化管の病気で、腹痛、便秘、下痢などを繰り返すのが過敏性腸症候群です。

日本人の1割以上が患っており、特に女性に多いとされています。

腸の運動や神経の働きが損なわれていることで起こりますが、内視鏡やレントゲン、血液検査などでも異常が見つかりません。

現在のところ原因は明確になっていません。
しかし、消化管が非常に敏感になり、違和感を覚えやすい、あるいは腸の異常な収縮が起こりやすい、特定の食材によって発症しやすいなどの傾向があります。

また、ストレスや不安、恐怖などの感情が、過敏性腸症候群を発症させたり悪化させたりすることがわかっています。

腸は第二の脳ともいわれ、脳と深い関係があります。
そのため、ストレスが溜まり脳内の自律神経を調節する部分に問題が起きると、腸の調子も悪くなるのです。
さらに、セロトニンという精神安定のホルモンの8割が腸管で作られることから、腸の機能を促進させることが非常に大切です。

当院では、自律神経の機能を高めるために、首と背骨を中心に調整します。
この部分は自律神経が通っているため、摩擦や指圧で筋肉を和らげると自律神経の働きが良くなるのです。

また、血行が促進されるため腸の働きも活発になり、セロトニンの分泌量が増えて症状が緩和していくのです。

さらに、骨格や骨盤の矯正を行なうことで、首や背骨が凝り固まらない体質へと根本から改善していきます。

下痢や便秘を繰り返している方は、ぜひ当院で腸の健康を取り戻しましょう。