スタッフブログ
頭痛、腰痛、筋肉痛はどうして痛いの?痛みと鎮痛のしくみ②
武蔵野市八幡町・関前で交通事故による頭痛の治療なら
らいおんハート整骨院武蔵野 三鷹駅から徒歩20分。
平日・土曜日ともに20:00まで診療しています。
日曜・祝日は17:00まで通しで診療しております。
当院には交通事故による頭痛から根本改善プログラムを受けられる方が多数来院されます。
時折、患者さまから次のような質問を受けることがあります。
「どうして痛いの?どうして施術をすると痛みがなくなるの?」
それにちなんで前回に引き続き、「痛み」について書いていきます。
前回のブログ
■雨が降る前や台風の前に痛くなるのはどうして?
①気圧が低下する
②内耳の気圧センサーが感知します
③視床下部=自律神経を通じて交感神経活動が亢進します
④痛みを伝える神経末端からノルアドレナリンが血中に放出されます
⑤痛みを感じる受容器が刺激され痛みが起こります
◎古傷や体内で神経損傷が起こっている場合は気圧の変化で特に痛みを感じてしまいます。
■イライラすると痛みを感じやすくなるの?
①脳は感情的ストレスを感じる。
②視床下部を介して下垂体前葉からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が分泌され副腎皮質や副腎髄質が刺激されるます。
③副腎髄質からノルアドレナリンが分泌され交感神経が興奮し、痛みが生じるます。
④慢性的なストレスは痛みを抑制するセロトニン神経の働きを低下させ、痛みが敏感化します。
◎つまり感情を乱さないことが痛みの予防に繋がる
■痛みとしびれの関係とは?
①例:正座で足がしびれる、しかも痛い
神経線維が圧迫されるのと同時に神経細胞に栄養を送っている血管も圧迫されます。
②細胞のエネルギー源ATPが合成できないため感覚が消失します。
③圧迫が開放されると血管も圧力から開放されるため栄養が送れるようにな
ります。
④栄養の濃度調整により電気が発生するため神経が異常興奮するので痛みとしびれが起こります。
◎痛みを伝える神経は細く、しびれを伝える神経は太いのでしびれのみ存在することが多い(太い神経の方が細い神経よりも早く伝達する)
■睡眠障害は痛みを悪化させる
①慢性的な不眠を抱えている患者の半分が慢性的な痛みも抱えています。
②痛みが睡眠不足を起こすことで痛みの閾値が下がり更に痛みを感じやすくなります。
③慢性痛患者でうつ病になる可能性が2~4倍に達します。
◎痛みと睡眠障害、さらにうつ病と関係が深いといわれています。
■不安や恐怖があると痛みが増強する
①痛みが慢性化すると感情と共に痛みが悪化する、これを条件恐怖反応と呼びます。
②条件恐怖反応は脳の大脳辺縁系と扁桃体が関係しています。
③炎症や神経障害などを起こしている患者は僅かな刺激で痛みを感知しやすいのが特徴です。
■男性と女性どちらが痛みを感じやすい?
女性の方が痛みの閾値が低く、痛みをより強く感じる傾向があり、痛みに対する耐性が低いのが知られています。
発症率に関して偏頭痛、緊張型頭痛、顎関節症、膀胱炎、線維筋痛症、関節リウマチ、変形性膝関節症、変形性股関節症は女性の方が特に有病率が高いといわれています。
◎諸説で有力なのは女性特有の性ホルモンエストロゲンが痛みに関与しているといわれています。
■怪我が治っても痛いのはなぜか?
①一般的には痛みは、侵害受容器が興奮することで電気信号を作り出し最終的に脳に信号が送られて痛みを感じます。しかし、大怪我などで神経が長期間興奮すると刺激がなくても興奮してしまい痛みを感じてしまうことが分かっています。これを長期増強(LTP)と呼びます。
②痛みの悪循環
痛みが存在すると防御反応として交感神経活動が活性化し、血管や筋肉が収縮して虚血となる。
また下垂体から放出されるバソプレシンというホルモンが腎臓を刺激し、血管が収縮される。
それによって痛みが生じる、痛みはさらなるストレスとして交感神経を活性化し、痛みを引き起こしてしまいます。
◎痛みは身体にとって非常事態であるため、戦闘モードになる
◎戦闘モードになると交感神経が亢進し、痛みを悪化させる
◎痛みの悪化は新たなストレスを作り、悪循環を作り出す
■痛みによって起こる様々な症状
①痛みはストレスとして脳に認知されます。
②痛みがあると視床下部を介し副腎皮質や髄質が刺激されます。
③副腎皮質や副腎髄質が刺激されて高血圧になったり様々な状態になります。
◎本来は人間が戦闘を行う際にエネルギー供給を効率よく受けとるために構築されたシステムだった。
◎短期間では効果的、痛みが長引けば戦闘モードではないのに高血圧になったり胃酸が過剰分泌されたり、免疫力が低下したりする。
■当院の治療方法
当院では頭痛、腰痛など痛みの要因として「筋肉が硬さ」に着目しています。
現代ではスマホやパソコンなどの普及とともにデスクワーク中心であり、同じ姿勢で過ごすことが非常に多くなっています。
それに伴い首肩、腰に掛かる負担は昔の比では有りません。当院の治療はその硬くなった筋肉をほぐしていくことから始まります。硬くなった筋肉をほぐしていくことにより、腰にかかる負担も減り、症状が緩解していきます。
当院独自の手技療法MPFは医学的、生理学的根拠に基づいており、硬くなっている筋肉を1㎜単位で探り、直に圧迫・摩擦を加えアプローチしていきます。それによって血液循環を良くし、痛み、硬さ、しびれを改善していきます。
手技で深く入らない場所にはトリガーポイント鍼を使い治療します、症状がなかなか治りづらい人におすすめです。
今回は「痛みと鎮痛」のブログでした。
次回は鎮痛について書いていきます。
これらの症状でお困りの方は是非当院に一度ご相談ください。
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◎当院は交通事故でお困りの方のために
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