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ロコモティブシンドローム 若い人の間でも流行中!?
ロコモティブ Locomotive とは移動するという意味の言葉から来ています。
歩行などの基本的な動き日常的な動作が出来なくなる、衰えてしまうことです。
上記の症状は一端ではありますが、日常的にこういったことが増えてくると
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)になっている、
または予備軍ということになります。
コロナの影響で自粛など、運動をする機会がどんどん減っているこの時期に、
子供の間でもこの傾向が見られ始めました。筋肉が発達していない、
萎縮している状態で様々な動きを繰り返すと、
けがはもちろん筋肉は骨を守る役割も担っています。転んだ拍子に
骨を折るということも有ります。
子供は特に小学生のあたりまでで体の使い方が効率よく覚えられる
期間が終わります。今運動がしづらいこの時期に家の中でもできる
トレーニング、ストレッチをして実際に動くときに備えておかなければいけません。
高齢者の場合ですと筋肉の衰えに加えて、軟部組織や身体を支持する部分が弱くなってくるので骨などへの体重、重力などの負荷が強くなり、なくなってくると骨自体がスカスカ、骨粗鬆症になってしまいます。骨が脆くなることで骨折のリスクが上がりさらに実際に骨折したとき様々なリスクを考慮しそのまま骨がくっつくまで安静にしているということも有ります。当然筋肉はどんどん萎縮するので負のスパイラルに陥ってしまいます。
ただの衰えのことだと思っていると進行は早く、将来要介護、要支援が必須となってくる可能性がどんどん上がります。
ロコモティブ、運動器の障害になると次に「フレイル」と言われる状態になります。
フレイルはFrailty=虚弱という意味です。
健康な状態と要介護状態の中間に位置し、
健康→ロコモティブシンドローム→フレイル→要支援→要介護の順に身体機能が低下していきます。
対策としては健康体操、ラジオ体操、1日10分以上のウォーキング、などなるべく家の中でじっとしていることが無いようにすることが効果的です。