武蔵野市八幡町・関前で交通事故による頭痛の治療なら　らいおんハート整骨院武蔵野　三鷹駅から徒歩20分。平日・土曜日ともに２０：００まで診療しています。

日曜・祝日は１７：００まで通しで診療しております。

当院には交通事故による頭痛から根本改善プログラムを受けられる方が多数来院されます。

 

 

先日いらっしゃった患者さんで

｢最近、お尻から太もも、スネ、足の指にかけて痛みとしびれがある｣

など坐骨神経症状を訴え来院された方がおりました。

 

 

■お話を聞かせて頂くと、このような症状と背景がありました。

・昔から腰痛がありギックリ腰をしたことがある

・五十肩を経験している

・神経痛で良く寝れないことが多い

・寝返りが打てない、横向きで寝ることが多い

・少し歩くと痛くて休まないと歩けないが自転車は痛みが出ない

 

 

■姿勢や体型チェック

・猫背

・O脚

・左右の重心のバランスが偏っている

 

 

■運動をすることは苦手ではなく、テニスやバレーボールなど趣味でおこなってきたが年をとるに連れ少しづつ身体が動かなくなってきたとのこと。最近は疲れやすくゴロゴロしていることが多くなったとのこと。寒暖差で気温がぐんと下がったときに痛みと痺れがあらわれ現在にいたる。

 

 

■運動検査

まず気を付けの姿勢をとってもらい、前屈と腰に手を当てて後屈をしてもらいました。前屈は床に指先がつく程度でしたが後屈（身体を反らす）をするのがつらく約２０度くらいで止まってしまいました。

 

 

坐骨神経痛とは？

坐骨神経痛とは太さがボールペンくらいある神経で坐骨から足の指まで伸びており、人体の中で最も長い神経（１mもある）です。坐骨神経は、腰椎仙椎付近の神経が束になっており筋肉の間を走行しています。

 

神経の支配領域は広く長く、お尻、太もも、ふくらはぎ、スネ、足の甲、足裏、足の指まで及びます。

 

 

この領域に痛みやしびれが出ることを「坐骨神経痛」とよびます。

 

 

坐骨神経痛は、お尻、太もも、すね、ふくらはぎ、足裏に鋭い痛みやジンジン響くようなしびれが起こったり、ふくらはぎが張ったりと多種多様な症状が起こります。その他、足先が冷えたり、ほてったりというような感覚の異常もみられます。

 

特徴として痛みを感じている場所の神経が障害を受けているとはかぎりません。

 

例えば、太ももから足のスネに痛みやしびれがあってもその領域の神経ではなく腰椎の神経根（背骨から左右に枝分かれしている神経の根本）や馬尾（脊髄の下端の神経の束）が刺激されていることが原因となり、その信号が坐骨神経を通じて太もも、スネに症状を感じているといったことがしばしば起こります。

 

症状は片方に現れることが多いですが稀に両側にあらわれます。

 

 

坐骨神経の主な症状は次の３つに分類されます

痛みの特徴として前傾になると緩和する傾向があります。

 

①神経の付け根が何らかの原因で圧迫され起こるもの（椎間板ヘルニアにより脊髄神経根が圧迫されることが多い）

 

②加齢による骨や靭帯の変形や変性により背骨の中を通っている神経の通り道が狭くなって起こるもの（腰を後ろに反らすと症状が強くなる、脊柱菅狭窄症に多い）※高齢になると脊柱管狭窄症を原因として発症するケースが多くみられます。

 

③梨状筋が原因で坐骨神経が圧迫され起こるもの

梨状筋（仙骨・坐骨から大腿骨の大転子に付着する）

が無理な体勢や使い過ぎにより筋肉が硬くなり神経を圧迫する

 

④神経の圧迫が原因ではなく内科的疾患により起こるもの

 

 

疑問？坐骨神経痛は冷やしたほうが良い？温めたほうが良い？

坐骨神経痛の患者さんの多くは腰痛も併発しており慢性化していることが８割以上を占めています。

 

答え：腰痛と同じく、坐骨神経痛も温めるほうが治りが早くなります。

 

温めると血液循環がよくなり、血行が促進するため神経を圧迫している硬い筋肉を柔らかくすることができます。

 

・カイロを痛い場所、痺れのある場所にはる

・お風呂に長めにつかる

・腰から下を冷やさない

などセルフケアをすることが大切です。

 

但し、硬くなっている筋肉を細かく見ていくと筋硬結（筋肉のしこり）が存在しており、これを取っていかない限り、温めなければ直ぐに硬くなります。この筋硬結へのアプローチが当院の治療法になります。

 

※急性症状（痛めて３日以内）のぎっくり腰や怪我をした場合は、患部を冷やしたほうが良いでしょう。

 

 

初回から現在までの治療

まず初回は、全体的に身体のアンバランス、筋肉の硬さ、可動域などから細かくみていきました。長年の腰痛もあり、痛みをかばうことから姿勢の悪化と可動域の狭さが目立ちました。

 

一番の原因は、下部腰椎付近にある脊柱起立筋群の硬さでした。その中でも最も硬い筋肉のしこり【筋硬結】にアプローチをかけ当院独自の手技療法とトリガーポイント鍼を施しました。

 

16回目を過ぎたあたりから痛みと痺れが徐々に落ち着いてきました。症状が次第に落ち着いてきたあとは、慢性腰痛の治療と姿勢矯正、骨盤矯正を施術に組み込み再発しないよう体つくりを目指していきました。

 

現在は、少し足裏にしびれが残るものの、症状はほぼ気にならなくなり、大好きなテニスができるまでに回復しました。通院頻度も月2回程度になり無理のない範囲でかよっていただいております。

 

 

今回は「坐骨神経痛」のブログでした。

これらの症状でお困りの方は是非当院に一度ご相談ください。

 

 

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