らいおんハート整骨院武蔵野 三鷹駅から徒歩20分。
平日・土曜日・祝日ともに20:00まで診療しています。
日曜は17:00まで通しで診療しております。
当院には交通事故による頭痛から根本改善プログラムを受けられる方が多数来院されます。
先日いらっしゃった患者さんに
『長く走っていると左膝が痛くなる』
などのお体の諸症状を訴え、来院された方がおりました。
お話を聞かせていただくと、このような症状や日常生活の背景がありました。
・2回/週ほど4キロのランニングを行う
・立ち仕事が長くなるとお尻に違和感と痛みが生じる
・走り終わるといつも右足に疲れが残り左足の奥のほうに痛みを感じる
姿勢や下半身の評価
走った後に来院し痛みは和らいだ状態でしたが多少膝の奥の方に痛みが感じる。
と訴えていました。当時の姿勢と下半身を参考にしましょう。
・横から見た場合
極度の
猫背とまき肩を呈していました。デスクワークを20年ほど
行っており本人曰く座っている姿勢が首や肩の変形を起こしていると
おっしゃっていました。
腰に関しては特に異常は無いようにも見られました。股関節、膝、
足首を観察すると膝が若干前に出ており足が伸びきっていない状態でした。
・正面から見た場合
しかし日常生活では膝に全くの痛みは出ないとの事でした。
また足裏のアーチが低くなり偏平足の状態も程しています。
これは足の内側に重心がかかる傾向となっていました。
骨盤と股関節の歪み
骨盤自体に強い傾きはありませんでしたが、歩行時に骨盤の左右の
動きに差が見られました。全身を通して骨格に左右差と言うのは
ほとんどないものですが明らかに左側の骨盤の動きが悪くなっているの
確認でき、周りの筋肉の緊張やO脚による膝まわりの筋肉の緊張が影響し起こっている現象でした。
運動検査
腰椎
後屈(正常30°)
10°で腰と背中の境に痛みが発生
前屈(正常45°)
30°で腰と骨盤の境にツキンとした鋭い痛み
側屈(正常50°)
左側は30° 右は40°
どちらも正常稼働域には達していませんが左側に違和感と
痛みを感じるとの訴えがありました。
膝関節
屈曲(正常130°)
95°にひっかかりと太ももの前側に強いはり勘を感じました。
またその他にも股関節の動きや膝周りのねじれなどの影響が
重なりあいランニング中の膝の痛みが発生している事と予想できます。
![鵞足炎](https://lionheart-seikotsuin-musashino.com/wp-content/uploads/2022/06/22138149_s-300x200.jpg)
膝の痛みの原因とは?
特徴と症状
膝関節の痛みはかなり複雑なものでお医者さんや他の先生たちに
聞いてもはっきりとした答えと言うのはなかなか帰ってきません。
そのくらい入念にかつ症状の改善に取り組まないといけない重要なところです。
しかし痛みの原因になっているものは探ることが可能です。
1口で言うと膝のアライメントの異常(形や位置のずれ)が原因となり
筋肉や靭帯関節の中の組織に炎症が起こり痛みを起こすと考えられています。
今回来院された患者さんもO脚と股関節骨盤の動きの悪さの影響が強く重なり
骨盤や他の関節との関係とは?
基本的に膝や股関節に症状を持つ人は骨盤の動きや歩行時の関節の動き
に何らかの悪影響や異常な動きを見せています。一般の方がそれを見抜く
のは難しいですか、外を歩いてみてなぜか歩き辛そうにしている老人や、
足の形が極端に正常とは違うと言うふうに感じる方はそれらに原因がある可能性が高いです。
しかしこの方の場合は日常の運動能力のパフォーマンスも高く痛みを感じ
る事と言うのは走った後長と言うこともあるので、長年気づかずに症状を悪化させていきました。
そして骨盤との関係性とは日常生活とも関連が深いです。デスクワークを
20年ほど行っているため長時間座ることも少なくありませんそのため股
関節の開きや筋肉の緊張などを強くしてしまい血流の悪さから動かない
筋肉を作ってしまいました。運動習慣はあるものの正常な走り方ではな
いため常に筋力の強化とアライメント悪化を同時に行っていることになります。
骨盤から膝に付着する筋肉が特に硬くなりやすいのでそれを紹介します。
内転筋群
![内転筋群](https://lionheart-seikotsuin-musashino.com/wp-content/uploads/2022/10/23137130-212x300.jpg)
内股の筋肉として発達しています。
膝関節の治療をしているとここの筋肉が硬くて動かしづらくなっている方
というのは特に多く感じます。実際この筋肉に力が入らないとO脚や
膝の痛み
といった症状を繰り返す原因にもなります。
また尿漏れ防止やダイエットなどの代謝を促す効果もあるため特にトレーニングがおすすめです。
中臀筋
![](https://lionheart-seikotsuin-musashino.com/wp-content/uploads/2022/03/中殿筋-300x154.jpg)
この筋肉は内転筋の拮抗筋として働くもので足を閉じる内転筋とは違い開く筋肉の1つです。
また歩行時や走行時の
骨盤の安定にも関与していくため
腰痛やお尻の痛みを
持っている方はセルフストレッチやマッサージなどで緊張緩和を行っていきましょう。
大腿四頭筋
![](https://lionheart-seikotsuin-musashino.com/wp-content/uploads/2021/02/大腿四頭筋-1.jpg)
主に膝関節の痛みの原因になる筋肉の1つでもあります。ここの緊張が固いと足が前
に出なかったり膝周辺の負担をかけてしまうため長時間のデスクワークや過度の
スクワットなどのトレーニングを行う方は要注意です。
腸腰筋・腰方形筋
![腸腰筋](https://lionheart-seikotsuin-musashino.com/wp-content/uploads/2022/03/腸腰筋-300x225.jpg)
膝の痛みの直接的な原因になる物とは言い切れませんが重要な2つの筋肉
を紹介します。
歩行時や短距離などの股関節の動きをサポートしてくれる腸腰筋と骨盤の
左右のバランスを安定する腰方形筋があります。痛みを出す筋肉と言うより
はこの筋肉が硬くなることで怪我をする組織を作ってしまうと言うイメージ
で読んでみて下さい。この2つは主に骨盤や腰椎を正常な位置に安定させる
筋肉になりますしかし何らかの影響で過度に緊張が強くなるとこの筋肉のバラ
ンスが不安定になり症状の増枠を起こしてしまいます。今回紹介させていただい
た患者さんもこれら2つの筋肉をポイントとして治療を行い改善をしていきました。
これらはぎっくり腰や
脊柱管狭窄症、
腰椎すべり症など様々な症状に関連するものな
のでケアをしてあげることがおすすめです。
サポーターの着用で膝の痛みを抑えよう
上記でも示したように膝関節はアライメントの異常で長時間走ることで中の組織
が痛みを起こしています。これは老若男女関係なく当てはまるものであるため、
日常生活では必要ありませんが運動の際はサポーターの着用を行い安定した状態
で運動することで筋力強化正常のアライメント状態ということを保つことができます。
サポーターはあくまでアライメントをずれないように強化してくれるものであるた
め改善するものではないです。そこは注意していきましょう。
当院の治療方針
硬くなっている筋肉の中には、筋肉のしこり「筋硬結」が存在しています。医学的、
生理学的根拠に基づいた当院独自の手技療法によって筋硬結を1㎜単位で探り分け、
それをほぐしていきます。症状によっては、手技療法に加えトリガーポイント鍼を組
み合わせます。それによって通常の5~6倍以上の効果を期待できます。
当院の手技療法MPFは医学的生理学的知識に基づいています。その手技療法により、