スタッフブログ
朝起きると肩が上げづらく痛い…四十肩・五十肩の原因筋とその治療法
武蔵野市八幡町・関前で交通事故による頭痛の治療なら らいおんハート整骨院武蔵野
三鷹駅から徒歩20分。平日・土曜日ともに20:00まで診療しています。
日曜・祝日は17:00まで通しで診療しております。
当院には交通事故による頭痛から根本改善プログラムを受けられる方が多数来院されます。
先日いらっしゃった患者さんで
「近頃、朝起きると腕が上げづらく、肩に痛みも出てつらい…」
などの諸症状を訴え来院された方がおりました。
■お話を聞かせて頂くと、このような症状と背景がありました。
・PC作業が多くデスクワークが終日続く
・運動不足気味
・精神的ストレスが多い
・寝返りで痛みがでるため熟睡できない
・医師に相談したところ腱板損傷はなく四十肩といわれた
■姿勢や体型チェック
・体格太め
・猫背、ストレートネック
■運動検査
数ヶ月前から肩に少しづつ痛みが出現し、日常動作で何かものをとるときや肩を上げる際に右肩に痛みが走る…。近くのマッサージに通ったけれども揉み返しがきつく症状も楽にならないとのこと。
まずは首の可動域からチェックします、首の上下で後ろに深く反らし天井が見えたあたりで痛みが出現。左右は正常可動域よりやや狭め。
続いて気をつけをした姿勢から、右肩をまっすぐ体側に沿って上に上げてもらうと90°当たりで痛みが出現、そこから痛くて上がらなくなる。次に体側から羽を広げるように水平に上げてもらうとこれも90°付近で痛みが出現。
よく聞く四十肩・五十肩とは?
名前の通り、四十代、五十代に多く発症する症状の一つ。正式名称は「肩関節周囲炎」と呼ばれています。日常生活である時期から痛くて腕が上がらない…服の着装がし辛いところから異変に気づきます。
肩には複数の関節が有り、その関節のそばにある組織(関節を覆う滑液包・腱・靭帯)の異常により起こります。この組織に肥厚、炎症、癒着が起こることによって関節内のスペースが狭くなり、動きづらくなったり痛みが出たりするのです。
※糖尿病を患っている方は、血糖値が高いため、関節包を覆っているコラーゲン部分が硬くなりやすく治りにくいともいわれています。ですので糖尿病のある方は血糖値を正常にコントロールすべく普段より食事、薬の徹底が必要になります。
※また注意しなければいけないのが医師に相談しなければならないケースです。腱板損傷、頸椎の異常、心臓病などでも肩に痛みが出現する場合があります。
四十肩・五十肩の3つの時期
四十肩・五十肩は次の3つの時期に分かれて変化していきます。
①炎症期(急性期)発症から2週間程度
動かさなくても痛みを感じ、もっとも痛みが強い時期。夜でも痛みが持続するので眠れない人も多い。痛みのせいで可動域が低いのが特徴。
②拘縮期(慢性期)発症から6ヶ月程度
痛みは炎症期より軽くはなるものの、痛みのせいで関節を動かす機会がへることで関節が硬くなる(拘縮)により可動域が大幅に低下する。日常生活のあらゆる動作において不便を感じる。髪を束ねたり、腰の後ろに手を回す動作などでは特に動かしづらさを感じる。
③解氷期(回復期)
痛みが落ち着き、日常生活動作は楽になるが動かしづらさが残る。拘縮が続いたため筋肉量も低下していることが多い。
四十肩・五十肩は長くて治るのに約1~2年はかかるといわれています。適切な治療を施していれば関節が動かしづらい、他の後遺症が残ることも大幅に軽減できます。
①②③と経過と共に症状が変わってきますが安静にしていれば良いというわけではありません。症状の軽減、早期回復、予防のためには、安静にしつつ、治療に組み合わせて運動療法も組み合わせて行っていくことが必要です。
四十肩・五十肩の原因とは?
①加齢
年齢を重ねるうち肩の周辺組織が劣化し、炎症を起こしやすくなったり切れやすくなったりします。
②運動による負荷のかかり過ぎ
40代以降は組織が劣化していくため、急な動きや肩に負荷のかかるスポーツをすることで肩周辺の組織が無理やり引っ張られる場合があります。
これらが原因となって症状を引き起こすといわれています。
痛みの原因筋をチェック
腕を身体の体側に付けた状態から真上に上げて見ましょう
①0°~30°程度の範囲内で痛み動かしづらさがあれば、棘上筋
②30°~60°の範囲内で〃三角筋
③60°~120°の範囲内で〃棘上筋
④120°~180°の範囲内で〃棘下筋、小円筋
※多少個人差により異なります。
予防と対策
・痛みが強い炎症期は無理な動作は避ける
→可動域を上げる事よりもこの時期には痛みを軽減することが大切です。痛みを誘発するような動作は避けましょう。また肩を冷やさないようにしましょう。
・夜痛くて目が覚めてしまう場合は‥
→仰向けで寝る場合は、腕が体の後ろ側に落ちない様に「枕」「バスタオル」などを肘の下に敷くようにしましょう。
・痛みの強い時期が過ぎたら
痛みの強い時期が過ぎたら、肩の動かしづらくなってきます。この時期は痛みがひどくならない程度に肩を動かし、肩の正常な動きを取り戻すことが大切です。軽いペットボトルを持って行う「アイロン体操」などがおすすめです。
初回の治療
四十肩の原因として加齢、常日頃からの姿勢の乱れ、蓄積された筋肉の疲労が要因となり、肩甲骨周辺の筋肉の硬さが考えられました。下半身の骨盤の歪みも顕著にあらわれていました。
また繰り返すつらい痛みにより、動きを制限してしまうため拘縮をおこし可動域制限も出ていました。患者様は拘縮期(慢性期)にさしかかっているため痛みの根本原因である筋肉のしこり「筋硬結」にアプローチをかけ最後に姿勢矯正を加えていきました。
8回目の治療で痛みも3割程度軽くなり可動域も少しづつ出てきました。現在は、解氷期(回復期)に移行し24回目の治療を終えました。その後も経過をみつつ生活指導も含めて月2回のペースで通っていただいております。(症状の強い時は鍼も手技に加えていきました)
今回は「四十肩・五十肩」のブログでした。これらのつらい症状でお困りの方は是非当院に一度ご相談ください!!
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