スタッフブログ
つらい腕や手のしびれの原因は胸郭出口症候群かも!原因と治療法
武蔵野市八幡町・関前で交通事故による頭痛の治療なら
らいおんハート整骨院武蔵野 三鷹駅から徒歩20分。
平日・土曜日ともに20:00まで診療しています。
日曜・祝日は17:00まで通しで診療しております。
当院には交通事故による頭痛から根本改善プログラムを受けられる方が多数来院されます。
先日いらっしゃった患者さんで
「時々腕痛み、しびれもともなう」
など「胸郭出口症候群」の症状を訴え来院された方がおりました。
◎お話を聞かせて頂くと、このような症状と背景がありました。
・デスクワーク中心の仕事に従事している
・リモートワークで外に出る時間が少なく運動不足気味
・最近は暖かくなってきても手足が冷える
◎姿勢や体型チェック
・猫背
・ストレートネック
胸郭出口症候群の症状
胸郭出口症候群には以下の様な症状があります。
・肩こり、首こり
・腕や手のしびれや痛み
・指先の冷え
・肩から腕、手にかけてのだるさ
これらの症状は常にあるわけではなく、次のようなある姿勢や動作をおこなった時に起こることが多いです。
・電車やバスのつり革につかまっているとき
・前かがみの姿勢を続けているとき
・重い荷物を持ち上げるとき
軽い症状のうちはこの様な動作をしないことで症状を防ぐことができますが、症状が進行してしまった場合は放置していても症状が良くなる確率は低くなってしまいます。
胸郭出口症候群とは?
先程書いた症状が起こるのは、肩→腕→手と伸びている血管の流れが悪くなったり、神経が圧迫されたり締め付けられたりすることが原因です。
ある姿勢や動作を行うことで腕から手にかけて血管や神経に何らかの問題が起こり症状が出てくるのです。
胸郭とは?
手や腕のしびれや痛みを起こしているのは「胸郭」という部位になります。胸郭を構成する骨は3つあります、1つ目は背骨の一部である胸椎(12本)、2つ目は胸椎から伸びている肋骨、3つ目は胸郭の前面中央にあり左右の肋骨をつなげている胸骨です。
この三つの骨で構成されている胸郭が心臓や肺の臓器を支えるとともに外部からの衝撃から守っています。
胸郭出口とは?
胸郭出口は首の筋肉や鎖骨と第一肋骨(一番上にある肋骨)に囲まれた隙間を指します。胸郭出口には神経の束が通っています、その神経の束は脊髄から伸びています。
胸郭出口症候群の3つのタイプ
胸郭出口症候群は医学的にいうと3つの症候群の総称をいいます。
①斜角筋症候群
斜角筋は首の前面についている筋肉で首を前に曲げたり、首を横に曲げたりするのに使われる筋肉です。斜角筋は肋骨とくっついて息を吸い込むときに肋骨を引き上げる働きもあります。斜角筋は3つの筋肉で構成されていますが前斜角筋と中斜角筋の間の隙間は斜角筋隙(しゃかくきんげき)と呼ばれています。この筋肉が緊張すると筋隙(きんげき)も狭くなります。
その結果、神経や血管が締め付けられしびれや痛みなどの症状がでてきます。
②肋鎖症候群
鎖骨と第一肋骨の隙間のことを「肋鎖間隙」と呼んでいます。この肋鎖間隙が狭くなり症状が出てくるのが肋鎖症候群です。
③小胸筋症候群=過外転症候群
小胸筋は鎖骨の少し下にある烏口突起から肋骨にかけて伸びている筋肉です。小胸筋と烏口上腕靭帯の隙間が小胸筋下間隙です。腕を伸ばして上に持ち上げる動作をすると小胸筋が緊張します。
緊張が強すぎるとこの隙間が狭くなって神経や血管が締め付けられしびれや痛みなどの症状が出てくることがあります。これが小胸筋症候群です。
胸郭出口症候群に成りやすい人
胸郭出口症候群は20~40代の女性に発症しやすい傾向がありますが男性にも起こります。
・なで肩の女性
・首が短く筋肉質で肩の筋肉をよく動かす習慣がある男性
・性別に関係なく重い荷物を運ぶ仕事をしている人
・パソコンのキーボードを打つなど腕を浮かせた姿勢が長く続く仕事をしている人
・バドミントン、テニスなど手を高く上げるスポーツをおこなっている人
・スマホの使いすぎによる胸郭出口が狭くなる人
は特に起こりやすいといわれています。
なで肩の人に胸郭出口症候群が多いわけ
なで肩の人に起こりやすいのは鎖骨が下がっているため鎖骨と第一肋骨との隙間がなで肩でない人よりも狭くなっているからだといわれています。そのため電車の吊り革につかまっていたり洗濯物を干す、ヘアドライヤーで髪を乾かす動作でしびれや痛みが起こります。
またなで肩の人は肩甲骨も下がりやすいためそれを引き上げようとします。肩甲骨のまわりの筋肉が緊張するため肩こりや首こりが起こりやすくなります。なで肩の胸郭出口症候群は上腕の筋肉が少ないことが原因の一つであるため腕立て伏せなどで上腕の筋力を上げることが症状の改善に有効です。
巻き肩も胸郭出口症候群になりやすい
またなで肩の人は腹筋や背筋も弱いため、姿勢が悪く、猫背になりがちです。猫背は身体の内側に肩を巻き込んでいる「巻き肩」の1タイプのことをいいます。
巻き肩では肩から胸にかけての筋肉が伸びにくい状態になっています、巻き肩になると腕や肩、肩甲骨の動きが制限されるため肩こりや首こりの原因になったりして胸郭出口症候群が出てくることがあります。
胸郭出口症候群を予防するには?
・重い荷物を担いだり持ったりしない
・手が高く上がるような作業や仕事をひかえる
・筋トレをする(腕立て伏せ)
・デスクワーク中心の人は1時間につき5分程度の休憩をいれる
・身体を冷やさず温めて血行をよくする
以上の項目に気をつけて予防することが大切です。
当院の治療について
当院では症状の原因として「筋肉の硬さ」に着目しています。
治療は、筋肉が硬くなる一番の原因である筋肉のしこり「筋硬結」をほぐしていくことから始まります。当院独自の手技療法MPFは医学的、生理学的根拠に基づいており、硬くなっている筋肉を1㎜単位で探り、直に圧迫・摩擦を加えアプローチしていきます。
それによって血液循環を良くし、痛み、硬さを取り除き症状を改善していきます。そして姿勢矯正、骨盤矯正やストレッチなどを用いて全身のアンバランスを回復させ、正しい姿勢がとれるようにしていきます。
また手技療法にトリガーポイント鍼を加えることにより、治療効果を高め症状を早く治す効果が期待できます!!それに鍼灸治療は自律神経を整えるのに効果を発揮します。
治療と同じく大切なストレッチと筋トレ
治療と同じく大切なことは、「治療によって筋肉が柔らかくなっても筋肉の柔軟性を維持する努力をしないと改善スピードが遅い」ということ。
■いつもこりやすい部分を中心に自分で毎日マッサージしたり、ストレッチをする。
■肩周りを支える筋肉を付けるため筋トレをする
慢性痛を根本改善するためには、今までの自分の生活習慣、考え方を見つめ直し、何が原因になっているのか問いただし、原因と向き合って改善しようとする意志と努力が必要です。
これらも治療と合わせて無理のない範囲でやっていきましょう!!
◎当院HP
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◎当院は交通事故でお困りの方のために交通事故に関する事も詳しく記載しております
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◎当院では駐車場をご用意しております、番号が決められているので、当院のHPを参考、もしくは直接ご連絡いただけましたら、ご案内いたします!