スタッフブログ
親指を動かすと手首が痛い!産後に多いドケルバン病の原因と治療法
武蔵野市八幡町・関前で交通事故による頭痛の治療なら
らいおんハート整骨院武蔵野 三鷹駅から徒歩20分。
平日・土曜日ともに20:00まで診療しています。
日曜・祝日は17:00まで通しで診療しております。
当院には交通事故による頭痛から根本改善プログラムを受けられる方が多数来院されます。
先日いらっしゃった患者さんで
「親指を動かすと手首が痛くなる」
などの諸症状を訴え来院された方がおりました。
■お話を聞かせて頂くと、このような症状と背景がありました。
・前の仕事はデスクワークが多かった
・出産してから運動不足で体重が数㎏増えた
・出産後、首こり、肩こりがつらい
・生後3ヶ月目の娘がおり、授乳や夜泣きで熟睡できない
■姿勢や体型チェック
・猫背気味
・巻き肩
・体重が外側に乗っており床を擦るように歩く
■運動検査
まずベッドの中央に座っていただき、
首を上下左右にゆっくり動かしていただきました。
上下左右の動きで通常より可動領域が狭く、
特に左右に振り向いた時に突っ張った感じを受けました。
また座った時に猫背姿勢が強く出ていました。
また、親指を広げて閉じてを交互に繰り返すと痛みが発現しました。
短母指伸筋腱と長母指外転筋腱がちょうど交わる部分に痛みがあり
他の指を動かしても痛みが出ないことから、腱鞘炎の疑いがあると考えました。
■産後に起こりやすいドケルバン病とは?
ドケルバン病は、短母指伸筋腱(たんぼししんきんけん)
と長母指外転筋が腱鞘(けんしょう)を通る時に起きる腱鞘炎です。
親指を広げたり動かしたりするととても強い痛みが起こります。
ドケルバン病は女性に多く見られます。
女性に多いのは女性ホルモンが関係しているためです。
起こりやすい時期は、妊娠出産期、産後、更年期といわれています。
妊娠出産期には、プロゲステロンという妊娠維持に働くホルモンが多く
分泌されます。
このプロゲステロンの作用の一つに腱を収めておく腱鞘を縮めるため
腱の動きが悪くなり腱鞘炎が起こりやすくなります。
更年期(閉経前後の5年間)になるとエストロゲンの分泌が減少します。
エストロゲンは、肌や髪に潤いを持たせたり、
女性らしい体を維持する働きがあります。
その他、エストロゲンの働きとして関節や腱を柔らかくし
動きやすくしている作用もあるため、エストロゲンが減少すると
関節や腱も硬くなって、動きも鈍くなり、指の動きも滑らかさが低下してしまいます。
そのため、腱鞘炎になりやすくなるのです。
■初回の治療
当院では、産後のホルモンバランスの変化と骨盤の歪みや
姿勢の歪みにより症状が起きていると考えました。
骨盤や姿勢が歪むことで肩甲骨の動きが悪くなり、腕や手首の動きも影響を受けるので
肩甲骨周囲の筋肉や手首、手指を動かしている筋肉の動きを滑らかになって来たところで
患者様の手首付近に負担をかけている周囲の筋肉を丁寧に触察し、硬くなっている原因筋を探り分けていきます。
そしてその中にある筋肉にしこり「筋硬結」にアプローチしていきます。
その日はお風呂やシャワーでしたら長めに当てていただくなど
など身体の芯まで温めてからお休みいただくように
アドバイスさせていただきました。
2日後また来院していただき、経過などお聞きしたところ、
よく眠れて次の日も症状が軽かったとのこと。
その後も、根本的に改善するため、
無理のない範囲で継続的に通っていただくことに成りました。
今回は「ドケルバン病」のブログでした。
これらの症状でお困りの方は是非当院に一度ご相談ください。
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