スタッフブログ

最近気になり始めた頭痛　もしかして…あの時の事故かもしれない 2021年8月1日

武蔵野市八幡町・関前で交通事故による頭痛の治療なら　らいおんハート整骨院武蔵野
三鷹駅から徒歩20分。平日・土曜日ともに２０：００まで診療しています。
日曜・祝日は１７：００まで通しで診療しております。
当院には交通事故による頭痛から根本改善プログラムを受けられる方が多数来院されます。

交通事故と頭痛

最近来院された方で

交通事故に遭ってからしばらくたったけど、

頭痛が治まらない　手にも力が入らない…

こういった症状でお困りの方

３か月ほど前に自転車に乗っているとき交通事故に遭い１，２ヶ月は異常が見られなかったけど最近頭痛が出てきて手の痺れもある…

という方が来院されました。

自転車にのっているとき横から車にゆっくり跳ねられ転倒。その時受け身を取れずそのまま横にたたきつけられる感じだったそうです。

頭も地面にぶつけていてその時はすぐ起き上がれず、時間をかけて立ち上がったが痛みやしびれなど大きな症状は見られなかったそうです。

その日家に帰って体を診ても怪我もなく、大した怪我じゃないと病院への受診もしなかった

それから多少の違和感を感じていたものただの仕事の疲れコリだろうと思っていたがここ最近頭痛が出てきて、それから手の先に痺れがでてきた。近頃原因になるようなものには心当たりがなく、けがをしたわけではないし何かの病気なのかも…。ただ動けない、辛くて何も手につかないわけではないし大丈夫だろうと思っていたところ来院される２，３日前には頭痛と痺れが出てきて何をしてもずっとそれが付きまとってくるという生活が始まってしまった。

単に仕事の疲労が蓄積しひどくなったものなのかもしれないと思いつつも心配になり最寄りの整骨院に尋ねてみたということでした。

実際に動きを見てみると

頸部の動きはほとんどなくどの方向にも５度ほどしか動いていませんでした。

そもそも土台になっている下位胸椎の動きがなくそこから上位にある胸椎や頸椎の関節の可動性が出ていませんでした。基本的にここまで動きが悪くなる場合は相当に強い衝撃加わったことがある、もしくは姿勢（ストレートネック様姿勢）、長時間のデスクワークなど長い期間そこに負担が集中し続けた結果起こります。

来院された患者さんは営業をメインでやっている仕事でパソコンに向かうことも多かったということだが今回の関節の可動域、動作、制限されている角度を見てみるとそれだけではここまでの硬さになるものではないと判断しました。

正常な可動域の半分にも満たない場合、既往や事故に遭った経験などなければ姿勢の不良と長時間の同じ作業、集中する→ストレートネック状態が続くことでもそういった硬さになる事もあります。この場合治療により緩めることも大切ですが自分の普段の姿勢、座り方、生活スタイルに何かしらの原因があることが考えられます。

治療に関して

治療に入り首から肩背中の緊張状態を確認し、運動検査、視診から分かったこと

首はもちろんかなりの緊張で筋肉自体もスパズムや長期間の緊張状態により深部まで固まっていたのですが、首で触れる比較的浅層の筋肉よりも深層に位置する姿勢の筋肉、脊柱起立筋の緊張のほうがはるかに強かったことです。

背中は猫背で強く盛り上がっており、板が入ったような硬さ

圧迫しても感覚があまりなく、治療をしている中で少しだけ痛みを感じるようになりました。強い緊張状態が続くことで中を通っている神経血管を圧迫しつづけ少しずつ感覚が鈍くなっていきます。最初はむち打ちにより伸ばされた背骨付近の多裂筋などが緊張してしまいますが、その隣り合っている筋肉、表層にかぶっている筋肉と徐々にその緊張が広がっていき首の深層から浅層までの範囲に強く緊張が出てしまうと、緊張性頭痛へと繋がっていきます。その過程で腕の神経（腕神経叢、腋窩神経、橈骨神経など）を通すトンネルなどが圧迫され疲労や姿勢の不良などによりさらに圧迫されることにより痺れなどを引き起こす可能性が高くなります。

まず痛みを取るための治療として痛みの強い頭部の緊張をとっていきます。

頸部のみ緩めても土台となっている頚胸椎の周りが固まっているとすぐに緊張が出てきてしまうので首と同時に背中の特に深層に位置する筋肉を集中して刺激し緊張を緩めました。

痛みが３回目にはPS（ペインスケール）１０→４になり、４，５回目の治療では深部の筋肉だけでなく起立筋は腰部、骨盤から来ているのでそこから頭部にかけて深く緩めていくことで数日しか痛みが引いた状態が持たなかったところを１週間たっても頭痛、痺れが出づらい状態へと改善することが出来ました。

事故による症状は今までの投稿でも書いていましたが、