スタッフブログ
姿勢からくる肩や腕の痺れ!!痛みに悩んでるあなたへ
柳沢 関前 八幡町 田無 武蔵関 三鷹 吉祥寺 関町で
「腕を上げた時の肩から手までのしびれや痛み」でお困りの方に
先週、来院した患者さんの中に
「本棚の上のある本を取ろうと本を持ち上げた際、
肩の痛みと腕のしびれ」を訴えた方がいらっしゃいました。
お話を聞かせて頂くと、このような症状と背景がありました。
・重い荷物を持つ時、手に力が入らず落としてしまう事がある
・洗濯物を干す時に同じ部位に痛みを出す
・仕事の影響なのか、一日中ずっと首肩周りのコリを感じる
・ 週に1回、頭痛やめまいがひどくなる
・ 重労働とデスクークの仕事を週に5日行っている
運動検査
症状を出る側に顔を向け首を後ろに反らす動きをしてもらい
深呼吸を行った。この時に手首の動脈が弱くなり
痛みも症状の出る部位に発生した。(アドソンテスト)
座位で肘を90度に曲げ腕を上げ吊革を掴むような姿勢をとります。
手首のところの橈骨動脈の脈が弱くなり、
手の血行がなくなり白くなった。(ライトテスト )
姿勢・体型のチェック
昔からなで肩で肩甲骨が下に落ちていて、
またストレートネックの姿勢も見られました。
肩甲骨が開た状態で筋拘縮を起こしている為、同時に巻き肩になり
背中も丸く鎖骨が正常の状態よりも下がっている事が分かりました。
これらの背景や症状からこの患者さんの症状の原因は
胸郭出口症候群と判断しました。
胸郭出口症候群とは
首から腕や肩甲骨に枝分かれする神経、鎖骨下を通る血管がが鎖骨、斜角筋、
小・大胸筋の筋肉で圧迫され神経系の症状また血流障害を起こす疾患を指します。
また血管や神経が圧迫される場所によって 行う治療も変わってきます。
この方の症状と運動検査の結果から原因となっている筋肉が斜角筋ということがわかりました。
胸郭出口症候群になりやすい人の特徴
1.なで肩で女性
男性は斜め上に長くなり鎖骨がいかり型に成長するのに対し
女性は横に長くなる傾向にあります。
そのため「なで肩」が強くなり
鎖骨下の血管・神経の通り道が狭くなります。
2.胸の筋を集中的にトレーニングする人や腕を高く上げるスポーツを行う人
鎖骨と胸骨に付着する大胸筋が発達すると両方の骨を近づけてしまう為、
上記と同じ理屈で発症してしまいます。
この2つ以外にも肩甲骨付近の痛みや、肩から腕、手にかけての痺れや
痛みに悩まされている人は胸郭出口症候群の可能性が高いと言えます。
気になることがありましたら、整骨院や病院で診断を受けましょう。
初回の治療
ストレートネックの状態で過度の姿勢を常にとっているため明らかに骨格の歪みが見られます。このままだと反対側の腕にも症状が出てきてしまっても、おかしくないと判断したため、骨盤の矯正を行い背骨から首にかけてかかる脊柱起立筋の緊張を取り、骨格を正常の位置に近づける治療を行った。初回はしびれや痛みが辛いとの事で来ていただいているので斜角筋の圧迫を緩和させ、辛い部分を取る事を目的に行いました。また痛みが辛いため原因となる部分を直接を触らず、筋肉の周辺から徐々に緊張を取り除いていきました。
また、斜角筋のみに限らず小胸筋の緊張を取り猫背の矯正を行うことで鎖骨下の間隔がより広がり症状が軽減しました。
継続の治療
6回目が終わった段階で、肩や首のこりは楽になってきた。血流が周り筋肉の柔軟性が高まったことで症状が回復に向かっているため、継続し治療を行っていき現在は根本から改善していく為、姿勢改善や日常生活のあらゆる事にアドバイスをすることで症状の予防治療と改善治療をおこなっています。
このような症状でお困りの方など
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